4月23日(月)この日は朝一で景福宮へ行き、10:30〜の日本語ガイドツアー(無料)に参加するつもりでいたのに、またまた妹のせいで出発が遅れたために行動の順番を逆にすることにした。
因みに前の晩の夕食で食べ過ぎたので、朝食はカロリーメイトとバナナを半分ずつ食べ、持参した紅茶を飲んで終了。この南大門パレスホテルは部屋に電気ケトルがあり、飲み水はエレベーター付近にあるサーバーから汲んでこられることが分かっていたので、緑茶や紅茶のティーバッグを持参していた。このウォーターサーバーは結構助かった。チェックイン当日にペットボトルを1本ずつサービスしてもらえたので、このボトルに水を入れて毎日持ち歩くことができた。
10:30過ぎに部屋を出て地下鉄に乗り、安国駅へ移動した。途中で乗り換えがあったが、難なく辿りつくことができた。
観光案内所で地図をもらい、
仁寺洞を歩き始めた。街歩きができる最後の日であるこの日はようやく雨が上がってくれたものの、曇り空である。
お茶屋さんや茶器屋さんが多いというこの通り、歩き始めて間もなく、お洒落なお茶屋さんが現れた。中に入ると、ブレンドされた様々なお茶がかわいいデザインの筒や箱に入れられて売られている。緑茶の香りのハンドクリームなんかも置いてある。お値段はどれも高め。日本でもこれくらいの値段を出せばいいお茶を買えると思い、ここは見るだけで出た。
歩みを進めると、サムジギルが現れたので入ってみた。ここも全体的にお洒落。1階には小物、アクセサリー、石鹸、洋服などを売っているお店があって、その中で目に付いたお店に入店してみた。センスの良いアクセサリーはどれも手作りだそう。魅かれるけど私にはちょっと若すぎるデザインだった。良い色使いをしたシルクスカーフも吊り下げられている。値段を訊くと6万ウォンとのことだったので、母の日のギフトをここで買うことにした。丁寧にラッピングしてもらい、Tax Returnの紙も発行してもらって店を出た。とても穏やかなしゃべり方をする店員さんだったわ。
2階と3階にはお茶やアクセサリー、小物を売るお店が多かった。どのお店もいい感じだったけれど、東京並みの価格。でも、試飲したら美味しかったぐっすり茶だけは買ってきた(ティーバッグ10袋で1万6,500ウォン)。

通りに出て靴屋さんを見たりしたが、徐々にお腹が減ってきた。時計を見ればちょうどお昼の12時。どのお店で食べようか悩むくらい、この界隈にも食べ物屋さんが多い。横道を入ったりしてお店を見たが、いまひとつピンとくるところがなく、ガイドブックを開いて妹にチョイスさせた。「ここがいい!」と言って選んだのはシチョンジュというお店。ちょっと裏道に入らねばならないようで場所がよく分からなかったので、ちょうど通りかかったボランティアガイドの女の子たちに訊いてみた。この日、“日本語”と書かれた札を首から下げて、探検隊のような格好をしたボランティアガイドさんたちを仁寺洞・三清洞エリアで何人か見かけた。みんなバリバリ日本語で答えてくれるので、心強い。
お陰で無事に
シチョンジュに着くことができた。入口に日本語が一切見当たらないので一瞬不安になったが、ガイドブックに載ってるんだから大丈夫だろう。

外のメニューには日本語表記がない
引き戸を開け、靴をぬいで上がると、一番奥のテーブルに案内された。もちろん日本語のメニューを渡される。どれにしようか迷ったが、食べたことのないプルコギとキノコのお鍋(1人前1万2千ウォン)にした。鍋は2人前〜の注文。
このお店はちょっとアーティスティックな空間になっていて、韓国のレストランにしては珍しく(?)テーブルに花が飾られていた。付き出しが10品も出てきたんだが、それもきれいに並べて出された。大概の韓国料理屋では無造作に出されることが多かったので、これには若干驚いたね。

プルコギのお鍋
ここは来て正解だった。どれも美味しかった! 私の持論として、付き出しが美味い店は料理も美味い、ってのがあるんだが、まさしくここもそうだった。どれも優しい味付けで辛みが弱いが、味わいがある。野菜もたっぷりだ。
ただ、灰汁を取るという習慣はないようなので、空いた付き出しのお皿を灰汁取り用にした。タイでタイスキを食べたときも店員さんが灰汁を取らず、灰汁と具材を一緒によそられて「げっ」と思った経験がある。やっぱり日本人としては灰汁は取りたいところである。
プルコギというと今まではプルコギ鍋で焼いたのしか知らなかったが、この鍋は味の付いたお肉が鍋の底の方にあって、それを崩しながら煮て野菜と食べるものだった。一応唐辛子とにんにくが入っているが、それほど辛くはない。スープの出汁が何なのか分からなかったが、野菜の甘みが出ていて本当に美味しかった。
きれいに完食し、食べ終わった器をまたきれいに並べた。この方がオーナーさんも気持ちがいいだろうと思ったのでね。
景福宮での日本語ガイドツアーが14:30〜だったので、それに間に合うよう歩き始めた。ここら辺も歩いて移動できるので楽である。
入場料3千ウォンを払って門をくぐると、ちょうど守衛の交代式が行われているところだった。色鮮やかな衣装が、強そうに見える。
写真を撮りつつ時間がくるのを待つ。集合場所に10人くらいの日本人観光客が集まり、日本語ができる韓国人のガイドさんが現れた。
歴史的に見て韓国人からすれば日本人は憎いわけで、この景福宮内のいくつもの建物も日本人によって壊された。その辺の説明をするのは気を遣うところだろうが、このガイドさんはうまくトゲのないように説明し、またそれにちょっと笑いを加えつつ話してくれたので、1時間のツアーがあっという間だった。やっぱりツアーに出た方が知識がつく。
それにしてもこの景福宮は広い! 端から端まで歩くには相当の時間がかかりそうだ。ガイドツアーも全部を回るわけではなかったので、残りの時間で自分たちで歩いて見て回った。

五行陰陽の影響が色濃く出ている建物は、屋根や内装が鮮やかで何だか気持ちがよかった。自然の塗料で色付けしているらしいが、何からこんなに鮮やかな色が取れるんだろうか。

16時くらいになり歩き疲れたので、すぐそばの三清洞でお茶をすることにした。このエリアにはお洒落なカフェが多いらしい。
カフェと言えば、ソウル市内はカフェだらけ。スタバはあちこちにあるし、前述したコーヒービーンもあれば自国のチェーン店もあるし、個人で経営しているカフェも多い。どれだけコーヒー好きなんだ、ソウルの人たちは。
本当はもっと三清洞を歩きたかったんだけれど、17時半には明洞に戻らねばならなかったために目に付いた
カフェベネに入ることにした。これも外資のコーヒーチェーンなのかな?
なんとなく甘いものが食べたかったので、ワッフルにフロマージュのジェラートを載せたもの(4,500ウォン)と、コーヒー(3,800ウォン)を注文した。店内で飲むと、500ウォン引いてくれるらしい。
どうやら韓国には日本で言うショートのサイズが無いようだ。トールがレギュラーサイズってことは、アメリカと同じってことだ。確かに、同じアジア人だけど日本人と韓国人では食べる量が違うからなぁ。ショートサイズなんて、世界的に見ても日本くらいにしか無いんじゃないか?と思ってしまう。
ここで17時ごろまでゆっくりしてから、安国駅へ向かった。途中、ボランティアガイドさんに道を訊いてね。この道すがら、かわいいお店やカフェを何軒も目にした。やっぱり次回またソウルに来ることがあったら、このエリアをもっとじっくり歩いてみたい。
安国駅に着いたら既に17時半になっていた。完全に遅刻である。
17:50に待ち合わせ場所だったForever 21に着いた。ここで妹のお友達、Kちゃんと合流。あまりにも遅いので、心配させてしまった。申し訳ないっす。
挨拶もそこそこに、Kちゃんが予約しておいてくれたマッサージ屋へ直行。Kちゃんがかなりの方向音痴ということで迷ったりしたんだが、無事に予約時間までに到着した。ここは「
安」という名前の店。ネットで予約すると、半額以下くらいの値段になるらしい。60分間の全身マッサージを1万9千ウォンで受けられた。激安っ!
前日に行ったマッサージ屋さん同様、半袖・半パンに着替えると、先にパラフィンパックをされた。パックの上にビニール袋をかぶせた状態でベッドまで誘導される。ぬるぬるして歩きにくい。そして温かいベッドにうつ伏せになった。Kちゃんが女性の施術師さんを指定して予約しておいてくれたので、この日は女性に揉んでもらえた。が、ちゃんと力あるよ〜。しっかりと揉んでほぐしてくれる。最後には少しアクロバティックなストレッチをされて、脚を圧迫するマッサージ機を付けられた。そういえば足裏のマッサージは無かったが、ま、良しとする。次回は足の角質取りも付けたいな。
そして、夕食だ。旅の最後の夕食は、妹のリクエストでサムギョプサルだった。Kちゃんが住む大学路に美味しい店があるというので、またまた地下鉄に乗って移動。もう切符を買うのも慣れたもんである。
Kちゃんが連れていってくれたのは
竹大統領というお店。入り組んだところにあったので、次に一人で行けと言われても行けないな…。
ここは竹の中に三枚肉を入れて熟成させたり、燻製したり、はちみつに漬けこんだりしたものを出すというのが売りだそう。2種類オーダーしたら(どちらも1万1千ウォンだったと思う)、本当に店のお姉ちゃんが竹の中からお肉を取り出して、はさみでチョキンチョキンと切りながら石の上に並べ始めた。片方には黒コショウもふってくれた。お洒落なサムギョプサルだ。

ここのお肉もまた本当に美味しかった!! 私は特に燻製したほうが気に入ったので、追加でもう一人前頼んだ。ビールを飲みながらサニーレタスにくるんだお肉を頬張る。幸せ〜〜☆ お肉だけでなく、焼いたにんにくやキムチ、長ネギや玉ねぎを入れ、サンジャンを塗るわけだが、こんなにくっさくなるものばっかり食べたら、東京じゃとてもじゃないけど電車で帰るわけにはいかない。ここ韓国だからこそ出来ることである。
締めに冷麺を頼み、3人でシェアして食べた。あー、ほんとにここは美味しかった。Kちゃん、連れてきてくれてどうもありがとう!
大量に食べた後、途中でジェラートを買って食べながら山を上り、
ナクサン公園へ行った。天気が良かったらNソウルタワーから夜景を見たかったんだが、この夜も靄がかかっていたので、小高い山の上にあるタダで入れる公園から街を見下ろそうということになった。
それなりに急な階段や坂道を上ってたどり着くと、やたらと運動器具が置かれていることに気付いた。ジョギングしてここまで上ってきた人がこの運動器具で更に筋肉を鍛え、また走って下りていくんだそう。ジムへ行かなくても運動できるのは羨ましいところだ。それにしても、夜にバドミントンしてる人たちもいたし、ほんとに韓国人はエネルギッシュだなぁ。そんな韓国人に負けていられないと、私もちょっと器具を使って運動してみた。三枚肉の脂を少しでも落とさねば!
この公園には城壁が残っており、きれいにライトアップされていた。ちょっとしたデートスポットなのも納得がいく。ま、男子同士で来てる子たちも見かけたけど。

そして坂を下り、恵化駅へ。
最後に3人で写真を撮ろうと、駅近くにあった露店のおじさんにKちゃんのiPhoneを渡したら、なんと酔っぱらいが割り込んできた。おじさんが「今、写真を撮るところなんだからちょっとどけ!」みたいなことを言うと、その酔っぱらいが更におどけたもんだからおじさんが逆上、ケンカに発展してしまった!(笑)
こんなことはよくあるそうな。でも面倒なことになったら嫌なので、iPhoneを取り返し、さっさと地下鉄へ下りた。あ〜、最後のおまけは強烈だったな(苦笑)。

何屋さんだったんだろ?
こうして3日目も楽しく過ぎた。あちこち回って充実していたなぁ。
でもまだまだ見たかったところはある。もう一回来ないと駄目かな〜。2時間で来られちゃうしね。
ホテルに戻ってパッキングをした。ピックアップの時間は朝の6時。3時間くらいしかなかったが、それでも寝た。
4月24日(火)5時に起きて身支度を整えた。5:50にロビーに下りると、ツアーガイドさんがもう来ていた。早いのぉ〜。
バスに乗り込み、他のホテルを回る。その後に土産物屋に連れて行かれたんだが、ここがえらくぼったくりで、誰がこんなところで買うか!って感じだった。新大久保で買った方が安いわい! しかも朝の7時からキムチの試食とか、日本人にはキツイものがある。皆まだ寝ぼけ眼なのに店のおばちゃんはやたら元気で、やっぱりニンニクパワーってすげーな…と実感したのだった。
仁川国際空港に着き、荷物を預けた後、ゲートのそばにあったサブウェイで朝食を摂った。マスタードと唐辛子が多めなのはお国柄か。
時間が少しあったので、免税店を見て回った。空港が広い上に、免税店も充実している。もっと元気があったら最後に買い足せたんだろうが、無理だった。マッサージは受けても、やっぱりちゃんと寝ないと疲れは残るよね。
KE703便は時間通りに離陸し、12時半に成田に着陸した。
妹のバスの時間が14時半だったので、マックで時間を潰してからお互いに帰宅した。
実質2日半しか向こうで行動できなかったけれど、十分に楽しめた。皆が「韓国は安い、安い」って言ってたのもよく分かったし、韓国語が読めなくても日本語でいけるというのもよく分かった。ほんと、ハワイなんて目じゃないくらいの日本語浸透率だったもんなぁ。
秋葉原や銀座で中国や韓国からの観光客に対してどういう接客をしているのか分からないけど、日本ももっと頑張らないと追い抜かれていきそう。押しの強さみたいなものもある程度身に付けないと、やっぱり国際社会では生き残っていけないだろうなぁ。
さて、昨年11月にはイタリアへ行き、この4月には韓国へ行ってしまった。次に海外旅行ができるのはいつになることやら…。