2011年08月21日

HAL YAMASHITA 東京(2011.8.20)

昨日は珍しく六本木に出没。
まずはミッドタウンにあるフジフィルム・スクエアに入った。ここは展示されている写真を無料で見られたりカメラの歴史を知ることができる、なかなかに面白い場所だった。
3月に起きた震災の写真もあって、見ているとやっぱりこみ上げてくるものがあったな。ニュースで流れる映像とはまた違った説得力が写真にはある。
あとは、素顔のチャップリンも見られた。あの太い眉毛とアイメイク、そして口髭を取ると、普通にというか、むしろ美男子なおじさんだったんだなぁと意外に思った。
そして来月に開催される、ペットの写真の上手な撮り方講座に申し込んできた。これも無料。動物の写真を撮るのって、私にはとても難しい。全然面白く撮れないんだよねー。次回、実家に帰ったときにうちのマル(柴犬)を少しでも良く撮れるよう、コツを教わってこよう。

次に向かったのはヒルズにある森美術館。フレンチ・ウィンドウ展をのぞいてきた。
来週で終わってしまうこの展示会、まだ前売りが買えるというのでコンビニで前売り券を手配してから行った。どうせなら300円でも安く見られる方が嬉しいもんね。
マルセル・デュシャンって、あの「泉」の人だったのかー。見るまで全然ピンとこなかった。
現代アートって、ほんとに何でもアリなのね。絵や写真、立体の物だけでなく、映像が多かったのは新鮮だった。イタリアの街の上空を飛ぶ鳥の大群をひたすら撮っているだけの映像、ナショジオで放送されたら鳥の生態を追った内容になるんだろうけど、展示されるとモニターの中のその映像がアートになる。なんだか、ずっと見ていても飽きない映像だった。
あとは、「反射する脳」とかいう銀ピカのでかい脳みそは笑えた。「ププッ」と吹き出しちゃう感じ。同じ部屋にあった、合成写真に見えるけど実は合成じゃない写真も面白かったな〜。ああいう写真を撮れるおじさん、素敵。これまた同じ部屋に展示されていた、板にチョコレートとかクリームなんかの甘いものを塗って、それをネズミに食べさせたことによって出来た無数の歯型によるアートも面白かった。なんでそんなことを思いついたんだろか。作品自体は、ネズミとの共作だと言われないと分からないほどの出来。

そしてこの日のメインイベントであるお誕生祝いのディナーをとるべく、ミッドタウン内のハル・ヤマシタへ。美術展を見ていたら、予約していた時間から30分くらい遅刻してしまったんだけど、ちゃんと窓際のお席は確保されていた。
主役である友人はロゼワイン、私は梅のスパークリングワインで乾杯。雨は降っていなかったので、すべての窓が開け放たれていた。心地よい風が入ってくる。
私たちがオーダーしたのは、人気No.1の五葉松のコース。真ん中が好きな日本人ですから。
12品出てくるということで身構えつついると、早速前菜の3種盛りが運ばれてきた。インゲンのごま和え、みょうがの酢漬け、玉子豆腐。歩きまわってから来たので、軽くたいらげる。
焼き茄子の冷製スープ、(お醤油を入れて茹でたと言っていたはずの)タコ白身魚のカルパッチョと続く。茄子のスープなんて、初めていただいたわ。飲み込むと、鼻から焼き茄子の風味が抜けていった。
ここら辺から順番が怪しくなってくるんだけど、とりあえず書き続ける。

川魚(イワナだったはず)の塩焼きではなく、醤油を塗って串焼きにしたものが運ばれてきた。ちょっと意外な展開。すだちを絞っていただく。表面にしょっぱい味が付いているので、お塩をつけなくても十分だった。身がとっても柔らかだったわ。
しかし、焼き魚とパンという組み合わせは奇なり(苦笑)。パンにつけるソースが和風(味噌とみりんと醤油と何かをミックスしたもの)だったので、すごく違和感があるわけではなかったけれど。
そう、このパンがまた美味しくて、「料理の品数が多いから炭水化物は控えよう」な〜んて最初に言っていたくせに、結局合計で4個半ほど食べてしまった。次の料理が運ばれてくるまでの間、手持無沙汰で食べちゃったりするのよねー。
と、ここら辺で目の前の庭で水花火のショーが始まった。音楽とレーザー光線と高く吹き上げられる水。「おおぉ〜」ではなく、「キャー!」という悲鳴がよく聞こえてきたので、もしかしたら観客にも水がかけられていたのかもしれない。19:30と20:30の2回、15分弱のショーが繰り広げられるそうだ。

ウニの牛巻き.jpg

看板メニューである、ウニの松坂牛巻きが登場。一巻きにウニが5つくらい入ってるよー。贅沢。ウニと牛刺しですから、口に入れるとまず「甘〜い」と感じる。かかっている醤油ベースのタレは、もうちょっと薄味でもいいかなと思った。素材がいいので、味付けは若干控えめでもOKな気がした。しかし、二口で終わってしまう一皿って、すごいなぁ…。滅多にないんじゃない?

そして、米麺のそうめんも食べた。もちもちしたそうめんとレタスの千切りで、食感の違いを楽しみながらさらっと口直しする。しかし、梅味のおつゆがかかってるようなことを言っていたんだけど、どうも梅の味が感じられなかったんだよねぇ。お出汁の味しか感じられなかった…。もしかして梅を入れ忘れたんじゃない?なんて言いながらも完食。

あとは、揚げ茄子とフォアグラの一皿も出てきたな。ちょっとこってり気味だったけど、ゆず味噌のソースがパンチになっていて全部食べられた。

ここで遂に9品目にしてメインの登場! 神戸牛のステーキである。
最近は国産牛の風評被害が蔓延しているから、もしかしたら神戸牛を使わないのかな、と思ったりもしたんだが、やっぱり神戸出身の山下さんとしては神戸牛ははずせないんだろうな。

松坂牛ステーキ.jpg

霜が降りに降られたお肉だから、まぁ甘いのなんのって。ソースはこれまたウニを贅沢に使ったもの。お肉の上に乗せられたかいわれ大根をつまみながらいただけば、お肉の甘さをしつこく感じずに二切れペロリといけてしまう。常陸牛も美味しいけど、神戸牛の脂ののりっぷりにはさすがに敵わん。
そういえば、神戸牛もビールを飲んで育つのかしら? ええ、もちろん私はBass Pale Aleをいただきながらメイン料理をいただきましたよ。おかげで私の腹周りも結構な霜降りです。

さて、終わりに近づいてきたところで出てきたのが、とうもろこしのかき揚げ丼…! とうもろこしの実がプリプリしてて美味しかったけど、締めにオイリーなものが出てくるとは予想外だった。次のデザートが入らなくなると困るので、ご飯は残してとうもろこしだけいただいた。

コーヒーをチョイスした後に出てきたのは、口直しのかき氷。抹茶かストロベリー、どちらかを選べるということでストロベリーソースにしてもらった。
このかき氷を二口、三口いただいたところで運ばれてきたのが、お誕生日用のスペシャルデザート! ん〜、なんともゴージャス! 皿が輝いてるぞ! ここまでやってくれるとは思わなかったので、頼んだ私も感激した。

birthday cake.jpg

グラスの中に入っているのは、シフォンみたいに柔らかいスポンジと黄桃の生クリームケーキ。グラスの足元を飾っているのは5種類のフルーツたち。記念の写真をお店の方が撮ってくれて、その場でプリントして主役にプレゼントしてくれた。
そして更に、デザートの3品目が来た(笑)。完熟マンゴーとバニラアイスにマンゴージュレをかけたもの。上に散らされているミントに混じって、刻んだ大葉も少し入っていたのが新鮮だった。合わなくない。このマンゴー、美味しかったな〜。完熟って、すごいんだね。

というわけで、12品+1品の13品を3時間半かけてたいらげたのだった。
まぁとにかく、豪勢なディナーだったわ。高級な素材をこんなにたくさん、一度に食べたことはなかったよ。痛風の人は行っちゃいけないお店だね(苦笑)。

帰り際、山下さんも見送ってくれたので、友人が写真を一枚一緒にとお願いしたところ、快くOKしてくれた。一緒に写真を撮った後に「“ウチゴハン”をいつも見ていて、一度お店に行きたいと思っていたんです」的なことを伝えたら、「ああ、ありがとうございますー」となって、少し会話をした。ちょっとした番組の裏話を聞かせてもらったり、偶然この夜にお店に食べにきていた太陽くんと出ている「“キッチンが走る!”の放送も月末にありますんで」みたいな宣伝もしっかりされて、お店を後にした。
テレビで見る山下さんはとても人柄がいいので、「いい人が作るご飯はさぞかし美味しかろう」と思って一度足を運びたいと思っていたんだが、訪れてみたら人も料理も思ったとおりだった。和をベースにしたチャレンジ精神あふれる料理の数々は斬新。
さすがに12品ともなると、まとまりとか流れといったものを作り出すのが難しくなる。派遣OLにはキビシイ金額なので次回を設けられるかどうか分からないけれど、次があったら7品のコースにしてみよう。神戸牛は食べられなくなるけれど。

rosso.jpg
posted by Michiko at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | food | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/221523051
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック